突発性難聴は早期治療が鍵!鍼灸治療の効果

鍼灸でできる自然治癒力の活用法

明らかな原因がないまま突然発症する突発性難聴。

お越しになる患者さんの多くは「片耳が急に聞こえにくくなった」「耳が詰まったような感覚がある」「耳鳴りが止まらず気になっている」といった症状を訴えられます。

当院では、これまでそして現在も軽・重症問わず突発性難聴の患者様と向き合っております。

今回は、突発性難聴を速やかに改善するために知っておくべき基礎知識から治療効果まで、鍼灸専門院の視点でお伝えいたします。

突発性難聴の原因は完全には解明されていませんが、いくつかの要因が相互に関与しているケースが多く見受けられます。

-考えられる要因として

✓ストレス要因、長期間の過労、精神的ストレス、睡眠不足などが免疫力を低下させ、内耳の機能に影響を与える可能性があります。

✓ウイルス感染 ヘルペスウイルスやサイトメガロウイルスなどの感染が内耳の炎症を引き起こし、突発性難聴につながることがあります。

✓血流障害 内耳への血流が悪くなることで、聴覚細胞に必要な酸素や栄養が十分に供給されなくなり、機能低下を起こす可能性があります。

早期回復を目指すことが重要

症状に気づいたら、お早めに正しい対応を取ることが、回復への第一歩となります。以下に、突発性難聴が疑われたときに取るべき行動をまとめました。

①耳鼻科を受診して医師による診断で、突発性難聴かどうかを確認し、必要に応じてステロイド薬などの投薬治療を開始する。特に発症から48時間以内に治療を開始できることが理想とされます。

②安静とストレスの軽減など生活環境を整えることも治療の一環です。突発性難聴は、自律神経や血流の乱れが関係しているとされているため、過度な労働や睡眠不足、精神的なストレスを避け、できるだけ心身を休ませることが求められます。

③当院のような専門的な鍼灸治療を取り入れることで、回復を早める効果が期待できます。血流の促進や自律神経のバランスを整えることで、身体本来の回復力を引き出すアプローチとして、多くの方が取り入れています。当院までが遠方でしたら、ぜひお近くの鍼灸院にご相談してみてください。

突発性難聴(メニエルも同様)の診断を受けたら、お早めに上記①~③可能なことからご対応いただくことをおすすめします。次に、自然療法である鍼灸が突発性難聴の改善に、どのような効果を担ってくれるかをお伝えします。

―身体に優しく、病院の治療と併用しやすい鍼灸

突発性難聴の回復には、病院での薬物治療が基本ですが、鍼灸を取り入れることは回復を後押しすることに役立ちます。

では、なぜ鍼灸が突発性難聴の改善に役立つとされているのでしょうか?

そのポイントは、**「血流の改善」「自律神経の調整」「自然治癒力の活性化」**です。

突発性難聴は、内耳の血流障害やストレスによる自律神経の乱れが大きな要因とされます。鍼灸では、耳や首周辺、背中、手足などの*ツボ(経穴)*を刺激することで、全身の血流を促し、神経系のバランスを整えます。

特に、自律神経が乱れて交感神経(興奮性神経)が過剰に働いているとき、耳への血流が滞りやすくなります。鍼灸によって副交感神経(リラックスの神経)の働きを高めると、リラックス効果や血流の改善が期待できるため、内耳への栄養供給もスムーズになり、回復力が高まるのです。

そして東洋医学では、からだ全体のバランスを診て、治療するという大きな特徴があります。本来備わっているはずの回復力・自然治癒力のスイッチが入る状態にからだを整える治療方針です。

鍼灸は副作用が少なく、身体に優しい自然療法として、病院の治療と併用しやすい点も大きなメリットです。

-突発性難聴に対応できる鍼灸院とは

治療するうえでも、やはり西洋医学の知識もしっかり併せて持っている鍼灸院がおすすめです。西洋医学と東洋医学どちらか一方に偏りすぎず、互いの利点を活かす知識と経験を有している鍼灸院は患者さんの治りも早いです。

とはいえ、当院に来られる患者さまは「お薬で思うように改善しない」「このままお薬に頼る生活を抜け出したい」とお考えの方が多いのが現状です。

当院はこれまでの経験から、東洋医学的な考えだけでなく、西洋医学の見解、そしてさらに幅広い分野の考えも考慮し常に患者さまに最善なご提案ができるように日々勉強して技術を磨いております。

安心して皆さまにご来院いただける様に、同じ苦しみ・不安を克服された患者さまのご感想を【患者様の声】にアップしております。

もし、初めて鍼灸を受けてみようという方は、ご不安が多いかと思われます。お電話/メール/LINEまずは一度お気軽にご相談をお寄せください。

【突発性難聴・耳の不調】こちらのページもご参照ください。