朝起きられない、起立性調節障害|鍼灸院ができるサポート

鍼灸専門院が教える改善への道筋

朝起きられない・体が重たい・頭痛・立ちくらみがする、起立性調節障害の代表的な症状です。

起立性調節障害は、自律神経の乱れによって中高生を中心に病院で診断される件数が増えている不調症状のひとつです。ストレスや成長期の身体的変化などが関係しており、大切な学校生活にも大きな影響を与えることがあります。

そんなときにお家の方が、鍼灸による自然なアプローチに希望を託してご来院いただくことが多い状況です。体にやさしく働きかけることで、自律神経のバランスを整え、血流改善やリラックス効果を通じて、少しずつ症状は軽減されていきます。

起立性調節障害は、思春期の子供に多く見られ、立ち上がった時に血圧や心拍数の調節がうまくいかず様々な症状を引き起こす疾患です。

-症状には以下のものがあります。

✓朝起きるのが困難

✓午前中は非常に体調が悪い

✓朝食が食べられない

✓立ちくらみやめまい

✓動悸や息切れ

✓慢性的な疲労感やだるさ

✓頭痛や腹痛

✓イライラや気分の変動

特徴として主に10歳からの思春期、特に中学生の時期に発症する傾向が見られます。

症状の程度は個人差が大きく、軽度では日常生活にほとんど支障がない一方で、重度では学校に通うことも困難になることがあります。お子さまやお家の方も強い不安を感じてしまいます。そのため適切な周囲からの理解と正しい対策がとても重要になります。当院では、このあたりに対してのケアを大切にしており、お子さまやお家の方とのお話もしっかり行いたいと考えています。

-自律神経の機能不全

起立性調節障害の根本的な原因は、自律神経系の調節機能の異常にあります。通常、人が立ち上がると重力により血液が下半身に移動しますが、健康な人では自律神経が働いて血管を収縮させ、心拍数を上げることで脳への血流を維持します。

しかし、起立性調節障害の場合、この調節機能がうまく働かないため、立ち上がった時に脳への血流が不足し、様々な症状が現れます。思春期は身体が急速に成長する時期であり、この急速な身体変化が起立性調節障害の発症に大きく関わっています。

-主な検査方法

起立試験(シェロング試験) 最も重要な検査で、仰向けに寝た状態から立ち上がった時の血圧と心拍数の変化を測定します。健康な人では血圧の低下は軽度ですが、起立性調節障害の場合は著しい血圧低下や心拍数の増加が見られます。

新起立試験 10分間の起立を維持し、その間の血圧・心拍数・症状の変化を詳細に観察する検査です。より詳しい病型の分類が可能になります。

他の検査、心電図検査、血液検査、心エコー検査などがあります。

 

-生活習慣の改善も取り入れてみる

◎一時的に塩分を1日10-12g程度摂取する(通常より多め)

◎スポーツドリンクの活用も試してみる

◎就寝時間と起床時間を一定にする(非常に大事)

◎朝の日光と風にあたる(非常に大事)

◎睡眠時間は9時間程度を確保

◎夜更かしを避ける

◎下半身の筋力強化(スクワット、ふくらはぎの運動)

◎ウォーキングがおすすめ(非常に大事)

◎負荷のかかる運動は避ける(大事)

症状が重い場合や生活習慣の改善だけでは不十分な場合には昇圧剤や漢方など投薬治療の検討も必要になってくるため、病院の検査・治療と併用しながら鍼灸を試みられることがおすすめです。

-鍼灸治療の効果と特徴

起立性調節障害の改善には、自律神経のバランスを整えることが大切です。ここで注目されるのが鍼灸によるアプローチです。

当院の鍼灸は、体のツボ(経穴)をやさしく刺激することで、乱れた自律神経の働きを調整します。特に、交感神経と副交感神経のバランスを整えることで、朝の起床困難・倦怠感・立ちくらみ・頭痛などの症状の軽減が期待できます。

さらに、鍼の効果によって血流が改善されると、脳や内臓に酸素と栄養がしっかり届くようになり、疲れにくい体質へと変化していきます。ツボを刺激することで、心と体がリラックスしやすくなり、これはストレスや不安感の軽減にもつながります。

当院の特徴としては、痛みの少ない鍼技術の研鑽をゆうに15年積んでいるため、小さな子供さんからストレスなく受けられる施術ですご安心ください。

起立性調節障害の患者さんに対して、当院のもう一つの強みである東洋医学に基づいた個別的診断から治療を行っています。ここでは専門的な話は割愛いたしますが、鍼灸治療により自律神経のバランスを整え、症状の改善はもちろん、症状の軽重に関わらず根本的な体質の改善を目指しております。

そのためか、当院には起立性調節障害で悩んでいた中高生が多く通院され、*「朝起きられるようになった」「頭痛が減った」*という声を多くいただく様になりました。副作用のない自然なケアとして、鍼灸は有効な選択肢とお家の方からも喜ばれております。

患者さんであるお子さま、そしてそのご家族方ともに力をあわせた結果、起立性調節障害の改善例をこれまでたくさん頂いてきました。

起立性調節障害の改善には、患者さん本人だけでなく、ご家族や学校を含めた周囲の理解とサポートが不可欠です。そこに当院も何らかのお力になれたらと考えて一緒に向き合っていきます。

-結論として

起立性調節障害は、適切な診断と治療により症状の回復期間が大きく短縮できる疾患です。まずは医療機関や専門家に相談すること、そして適切な治療により、お子さまが症状の改善を実感し、自信を持って充実した学校生活を送れるようになっていきます。

なるべく薬に頼らず、自然な方法で前向きな一歩を踏み出せるようにサポートをいたします。

鍼灸治療について分からないことは多いと思います。どんなささいなことでもまずはお気軽に、お電話・メール・LINE等でお問い合わせください。