冬の免疫ケア

風邪・インフルエンザをはじめとする感染症が流行する12月。

一般的には、手洗いやうがいが感染症対策となりますが、プラスαで体の内から防衛システム(=免疫力)を安定させることは大切です。

実は 日常のちょっとした習慣 は、体の中からの強さにつながり、

感染症の予防だけでなく、もし罹患しても軽症で早く治すためのポイントになるのです。

むずかしい言葉は使いません。「そうだったんだ!」が一つでもあれば嬉しいです。

**インフルエンザ・風邪、感染症予防のだんどり**

──体の内側から守る東洋医学の知恵──

忙しい毎日の中、ふと気づくと「最近ちょっと疲れやすいな…」と感じる瞬間、ありませんか?

とくに働き盛りの30代〜60代、そして毎日バタバタの子育て世代(もれなく私も)の方にとって、体調管理は自分のためだけでなく「家族や職場仲間のため」にも大切なテーマですよね。

今回は、鍼灸院ならではの視点から

“体の中から感染症に強い状態をつくる”ためのシンプルで効果的な3つのポイント』をご紹介します。

① 消化器に負担をかけない(=食べすぎないこと)

東洋医学では、体のエネルギーを作る中心は 胃と腸

ここが疲れると、免疫を支える力も落ちやすくなると考えます。

実は「食べすぎ」は体にとってけっこう重労働。

胃腸がフル稼働し続けると、風邪などへの抵抗力に回す力が足りなくなってしまいます。

お腹8分目
たったこれだけで、体がゆっくり回復できるスペースが生まれます。

「食べる量を減らす」ではなく、“胃腸を休ませる時間をつくる”という感覚で十分です。

② 深く、良質な睡眠をとる

東洋医学では、夜の睡眠は「体が勝手に治っていく時間」と言われます。

免疫の働きも、自然とここで整っていきます。

逆に、浅い睡眠や寝不足が続くと、体は“戦う準備”ができないまま次の日を迎えてしまいます。

◎寝る前のスマホをちょっと控える

◎部屋を暗くして、ゆったり呼吸で読書を5分する

こうした小さな工夫だけでも、寝つきやすさは変わります。

「よく寝ること」は、一番シンプルで、最も効く予防法です。

③ ストレスを溜めない・こまめにケアする

東洋医学ではとても大事なポイント。

ストレスが続くと、「気(き)」のめぐりが悪くなり、体のあちこちに無駄な力が入ります。

この状態が長く続くと、自分で意識しても力が抜けなくなり…

◎肩こり

◎胃の重さ

◎起伏が激しくなる

◎疲れやすさ

などにつながりやすく、感染症にも罹りやすくなります。

ストレスを“なくす”のは難しくても、

ストレスを“溜めない工夫”や“ケアする習慣”はつくれます。

東洋医学の施術(鍼灸)は、この「ストレスケア」「めぐりの改善」がとても得意分野です。

体がゆるむと、呼吸も眠りも自然と深くなり、

免疫の働きも整っていくカタチになります

「なんとなく調子が悪い」というあいまいなお悩みに対応できるのが、東洋医学・鍼灸の強みでもあります。

おわりに:

体は“積み重ね”で守られる

感染症予防というと、「手洗いうがい」がまっ先に思い浮かびますが、日常のちょっとした習慣 こそが、体の中からの強さにつながります。

1.食べすぎない

2.よく眠る

3.ストレスを溜めない・ケアへの意識

どれも、今日からすぐに始められることばかり。

「体って思っていたよりシンプルかも」そう感じてもらえたら嬉しいです。

心と体のめぐりを整えながら、冬の季節を元気に乗り切りましょう。

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