光りがまぶしい|羞明

眩しさが強い症状を羞明(しゅうめい)といいます。羞明は目への光が入る量の増加、もしくは光に対する感受性の亢進が考えられます。

 

光彩の異常による羞明

絞りの役割の瞳孔の働きが障害されて生じる羞明です。
外傷、眼内手術による瞳孔異常、光彩萎縮などで起こります。

 

中間透光体の異常による羞明

光彩炎やぶどう膜炎が原因となります。
動眼神経麻痺や外傷性散瞳などの光彩や瞳孔の異常や、眼圧の上昇時に自覚する場合もあります。
加えて白内障が進行すると明所での視機能が低下し、羞明として訴えることがあります。

 

外傷による散瞳

外傷により、瞳孔括約筋が障害され、散瞳状態が続く状態です。対光反射も消失します。
外傷を受けた直後は散瞳していても、時間の経過と共に戻る場合もありますが、後遺症として残る物もあります。

発症1年以上過ぎてしまうと症状が固定されてしまうため、回復が難しくなります。
鍼灸治療を行う事で、目の血流を改善し、瞳孔括約筋の動きの回復を促進させます。
早い段階での鍼治療は、回復を早めますので一度ご相談下さい。

 

網膜や視神経の機能異常による羞明

黄斑変性や網脈絡膜萎縮などの錐体機能障害、網膜色素変性、視神経炎などが考えられます。

視神経炎は、眼科で回復が遅い場合に、適切な鍼治療も検討をお勧めします。鍼治療を行う事で血流を改善し回復力を早めます。

 

東洋医学による羞明

東洋医学では羞明は下記に分類して見ていきます。

◎気虚風熱タイプ

◎気陰両虚タイプ

急性で発症した際に、目の充血・腫脹・異物感・目が開けられないなどの症状はおよそ実証に属します。
気血両虚・陰陽両虚では、腎精・気血を目に運行して栄養することができずに羞明がみられます。慢性病に分類され、目の充血・疼痛・流涙などは伴いません。

 

当院での治療法

治療において、目の血流(腎精)(肝血)を補うことが大切になります。
目の血流は体全体の血流と大きく関わるため、からだ全体の調整を行いながら目周辺への局所の鍼を行うことで治療を行います。

治療内容としては、首肩のツボ、腰背部の肝腎といった血に関係するツボに鍼をします。
次に、目の血流を良くする手足のツボ、および目周囲に鍼をして、目の血流を補う様にします。

治療のペースとしては最初の3か月は週1回のペースで集中的に治療を行うことで視力・視野の回復を目的に治療を行います。
その後は良好な状態の維持を目的とし、状態を見ながら徐々に治療のペースを空けていきます

症状により使用するステロイド薬、その減量の際の悪化を防ぐことができます。また鍼治療を継続する事で長期に渡って目を健全な状態に維持する事ができます。