ばね指の鍼灸治療
ばね指とは腱鞘炎の一種。
指を曲げる動作は骨に付いている腱が腱鞘という腱の浮き上がりを抑える働きをするトンネルの中を動いて初めて指が動きます。
ここに過度の摩擦が加わることで腱や腱鞘に炎症が起きて、そこが腫れることで通過障害を起こした状態です。
指を伸ばす時、腱が腱鞘に引っかかり「カックン」と弾ける感じがするので弾発指(だんぱつし)とも言われます。
✔指が固まって日常がとても不便
✔手術をすすめられているが避けたい
✔ステロイド注射をくり返しても治りきらない
当院では、この様なお悩みにしっかり向き合い緩解へと導いていきます。
ばね指の炎症を起こしやすい原因を個別診断により見つけて、患者さまに共有をしております。
なぜ鍼治療で効果が出るの?
患部周辺のツボや、全身のバランスを整えるツボを刺鍼することで、身体の自然治癒力を高め、血流や筋肉・腱の改善に働きかけることができます。
鍼や灸の刺激により、身体の緊張を改善し、血流の促進で痛みを感じさせる発痛物質を除き、痛みの箇所だけでなく全身へ栄養や酸素が運ばれるので、つらい症状の回復を速やかに促すことができるのです。
“ストレス” “姿勢の乱れ” が原因として隠れていることも
「ばね指って、指を使いすぎたから起こるんでしょ?」
そう多くの方が思っています。それもひとつの原因ですが東洋医学では、
指の動きを支えている “背骨や肩の筋肉の回復力” がとても大切だと考えます。
パソコン作業、スマホ、家事、育児…。背中や肩を休ませる時間がないなど心当たりはないでしょうか?
気づかないうちに背中(脊椎間)・肩の筋肉が硬くなると、腕の動きが悪くなり、その結果、指の腱に負担がかかりやすくなります。
東洋医学の特徴は、痛みがある場所以外にも原因を探し、全身の巡りを整えること。
ばね指の場合、指 → 手首 → 肘 → 肩 → 背中というように、筋肉や腱はつながっています。
どこか一部の巡りが悪くなると、他の部分に無理がかかり、炎症が起きやすくなります。
▼ ばね指の治療で大切にしているポイント
◎鍼灸で背中・肩のこわばりをゆるめる
◎血の巡りを整え、自然回復力を高める
◎ストレスによる自律神経の乱れを調える
◎指や腕の動きがスムーズになるよう全身を整える
◎筋肉や腱の機能を改善を目的に内臓の不調があれば整える
痛めている部位だけでなく、「治りやすい身体の土台づくり」 も重視します。
これによって、“指にかかる負荷が減る” “腱の炎症が静まりやすい” “再発予防にもつながる”
といったメリットがあります。
さいごに:
ばね指は、ただの「指のトラブル」ではなく、背中・肩・腕・指とつながる“体のバランスの乱れ”のサイン。
慢性的な症状ほど東洋医学の視点が、治るきっかけになることは多くの症例で検証させていただいております。
特に、慢性化したばね指には体を整えることで、腱の炎症が起きにくい状態をつくることができます。
当院のはり施術は、その一歩をサポートするための、やさしく、自然で、安全なアプローチを徹底しております。
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