吃音(言葉のつまり)への小児はり施術

小児はりで「話す力」をととのえる

吃音(つまる・どもる)は、決して珍しいものではありません。

お子さんが言葉に詰まってしまう姿を見ると「どうしてだろう?」「何とかしてあげたい」と、おうちの方は気がかりになりますよね。

当院では、これまで現在にいたるまで多くの子どもさんの言葉に関わる症状の施術を担わせていただき、小児はり(こども鍼)を用いて “体を整えて” 吃音をやわらげていくサポートを行っています。

吃音の背景には「体の緊張」や「感情のゆらぎ」が関わることも

吃音は“話し方のクセの定着”ではなく、東洋医学の視点では 心と体のバランスの乱れ が関係していると考えます。

特に、

◎緊張しやすい

◎気分ムラが目立つ

◎食が細い

◎胃腸が弱い

◎敏感な体質的

こうした体質は、言葉を紡ぐためのエネルギーに影響し、「言いたいのに言葉が出てこない」という状態を招きやすくなります。

想いを言葉にする能力” は、心身が安定してこそ自然と育つもの。

心も体も“どっしりする”様に、もっていけたら理想です。だからこそ、身体の内側のケアがとても大切なのです。

小児はりはやさしい施術

子どもさんには刺さない鍼 を使い、肌の上を軽くなでるような施術なので、お子さんはニコニコしながら受けてくれます。小児はりによって期待できる変化は、

◎自律神経のバランスが整う

◎緊張がスッとほどける

◎眠りが深くなる

◎胃腸の働きが改善する

◎気分のムラが平たくなる

といった、“体の土台づくり” にあります。

この土台が整うことで、“言葉がスムーズに出やすくなる” “力むことなく気持ちを表現しやすくなる”といった変化につながりやすくなります。

東洋医学は個別で気質や体質を診る医療

吃音へのアプローチでは、症状だけをみるのではなく、そのお子さんの気質やからだの状態を総合的に捉えます。

例えば、

◎がんばりすぎるタイプ

◎感受性が豊かで疲れやすいタイプ

◎不安や緊張しやすいタイプ

など、ひとり一人に合わせて施術を組み立てていきます。

施術に関しても、親御さんにも分かりやすく説明することで有益な共有をしていきます。

東洋医学は“その子らしさ”を大事にしながら、自然に回復していく力をサポートする医療です。ナチュラル志向の方、薬に頼りすぎたくないご家庭にぴったりです。

さいごに:

吃音が軽くなると、お子さんは “自分の気持ちを伝える楽しさ” を感じられるようになります。たくさんの子どもさんを診させていただく度に術者自身そう感じております。

当院のはり施術は、その一歩をサポートするための、やさしく、自然で、安全なアプローチを徹底しております。

鍼灸を通して、あなたとお子さんの気持ちを軽く、そして未来を明るくしていけたら嬉しいです。