精神的なストレスとぜん息
現代では明らかな心因(精神的ストレス)の関与が認められる病気を心身症と呼びます。
気管支喘息は長らく代表的な心身症のひとつとされ、ストレスが加わるとぜん息が発症する病態を照明しようと数多く研究がなされてきました。
その結果から、現在ではぜん息が発症するのには多数の遺伝的要素 環境的な要素があり精神的ストレスはその引き金の一つということがいわれています。
最近、咳ぜんそくをはじめ風邪から咳症状が止まらないなど、大人になってからぜん息の症状が発症するケースが増えております。
仕事や育児など精神的なストレスが身体に加わることで、身体の免疫システムが正常に働かなくなるためと見受けられます。
免疫システムが正常でないと、免疫系が異物に対して過剰に反応する「アレルギー」が起こります。
この「アレルギー反応」が気管や気道粘膜に起こるとぜん息となって、皮膚に起こるとアトピーや蕁麻疹となるのです。
子どもの頃は、呼吸器系や皮膚などが未発達のために、ストレスとは関わりなくアレルギー症状が出ますが、大人になってからの発症や症状の再発には上記のことが深く関わってきます。
当院では、大人のぜん息やアトピーに対して、鍼灸施術で疲労を軽減させ、ストレスへ耐久性のある身体づくりをして改善まで治療いたします。
また、子どもへの鍼灸には、健やかに成長を促がす効果もあり、身体が強くなるに従ってアレルギー症状の改善に大きな効果がみられます。