“お風呂派”のすすめ
当院は、東洋医学の知恵をもとに、心と体のバランスを整える施術をしております。
その視点から、「夜のお風呂」がもたらす、ちょっと嬉しい効果について書いてみます。
眠りの質を上げる一工夫
こんなお悩みはありませんか?
・布団に入ってもなかなか眠れない
・朝起きてもスッキリしない
・ストレスで気持ちが落ち着かない
こうした不調、東洋医学では「気(き)」や「血(けつ)」のめぐりが滞っているサインと考えます。
寝る前に湯舟につかると、眠りの質が上がるデータがたくさんの機関で上げられています。
お風呂派は偏差値が上がる?
さらに“シャワー派”の中高生たちに“お風呂派”に変えてもらうことで、試験の偏差値が上がることも確認されています。
勉強をがんばってる子どもさんのお父さんお母さん、見逃せませんね!
下の方にその理由を書いておきます。
湯舟につかると、眠りの質が上がる
湯舟につかって、体の表面温度が一気に上がると、脳は機能的にからだの内の深部温度を下げ始めます。
これは体表の温度につられて、体内や脳内の深部温度が40度を超えたら各種臓器に支障をきたしてしまうためです。
からだ内の深部温度が下がり始めると、“副交感神経(リラックス神経)優位に高まり脳が興奮からリラックスモードに切り替わる”、つまり寝つきがよくのです。
(体質や個人差はあります。夜にお風呂に入るとしんどくなる方には、個別で別の方法をご提案いたしますね。)
お風呂の設定温度には個人差があります。
一般的には、“就寝の1時間半~2時間ほど前に、少し熱いと感じるくらいのお風呂に入る”と、体表の温度が上がったことに反応して体内の深部温度が下がり始めます。
それで、「スッキリ気持ちいい」と感じれば当然OKです。
冷え性で、熱めのお湯にサッと入るのでは、もの足りない方は、ぬるめのお湯で手足をじっくり温めた後に、少し熱めにしてから入るというのも一つ試みてください。
―最後に―
眠っている間に、脳では知識の構築が行われることはよく知られています。
日中の起きている間は、判断や思考に忙しいため、脳の持ち主が眠りに入ると、脳は手が空きその日の学習や経験を再生して確かめて、新しい知をつくりだして定着させていく作業をします。
子どもの脳は、大人以上に上記の作業を多くする必要があるようで、
日々、新しく学習したりはじめて経験をすることが多いことため、睡眠時間が必要になるのです。
睡眠の質が上がるほど、学習した知識の定着も上がりやすく、自ずと試験の偏差値も高くなる傾向がみられるようです。
適正なお風呂習慣は、ご自身やご家族の感覚で見つけてみてください!(^^♪
少しでも心地よく眠れるならそれでOKです。