朝日のうれしい効果
日の出から9時までの朝日の効果
体にやさしい自然なケアを大切に、日常で簡単にできるものごとをときどき紹介させていただいてます。
今回は、「朝日(あさひ)」に焦点をあてていきます。
毎日あたりまえのように昇ってくる太陽。
実は、日の出から朝9時までの日の光には、心と体を元気にする力がたっぷりと詰まっているんです。
目の網膜に朝の自然光が入ってくると、その刺激は視神経をつたわり中枢に届きまして、
脳の神経信号をスムーズにしてくれるホルモン“セロトニン”の分泌が促されます。
“セロトニン”がしっかり出ると、一日を通して、脳が目論み通りにすっきり動くことになり、やる気の信号も途中で低下しにくくなります。
仕事や勉強、遊びのパフォーマンスが上がることになるのです。(家事や育児に対しても上がります)
その結果、脳は“自己肯定感を蓄える”ことになり、充実した一日を過ごすことに繋がっていくのです。
朝日を浴びると、体内時計がリセットされる
私たちの体には「体内時計」があることはよく知られています。
現代の生活では、夕方以降の携帯端末やPC使用の影響で、この体内時計がズレやすくなっているとも云われています。
朝の光、とくに日の出から9時までの太陽の光は、体内時計をリセットしてくれます。
子ども、特に中高生は、体内時計をリセットすることで伸び悩んでいた身長が高くなるという嬉しすぎる効果もあります。
ストレスをやわらげる作用
朝日を浴びることで、「セロトニン」というホルモンがたくさん分泌されるとお伝えしていますが、このセロトニン、別名**「幸せホルモン」**とも呼ばれていて、
・気分が落ち着く
・イライラが減る
・睡眠の質が上がる
といった効果が期待できます。
朝、少しでも光を浴びる習慣をつけるだけで、ストレスに負けにくい体と心をつくる一歩になりますよ。
今すぐできる「朝日習慣」はこれ!
朝は忙しいし時間に余裕ないよ〜という方は大多数と思います。
そのため、ちょっとした工夫でOKです。
・朝、カーテンを開けて光や風を部屋に入れる
・通勤・通学のとき、少しだけ空を見上げてみる
・ベランダや玄関で深呼吸をしてみる
こんな風に、毎朝3分でも朝日を感じる時間を持ってみてください。
(自身の意識を、朝の光に寄せるだけでもOK)
朝の光に意識を向けると、心と体がじんわり整っていくのを、何となくでも実感できると、一日の頭と身体のパフォーマンスは上がっているかもしれませんよ。
最後になりますが当院は、自然の力(からだ本来の力)を活かした施術を大切にしています。
「朝日を浴びること」は本来の自分を整える知恵なのです。
不調やストレスを「薬に頼らず、体の中から整えたい」という方は、朝日と一緒に、東洋医学や漢方そして鍼灸ケアもぜひ試してみてくださいね。