目の疲れは「頑張りすぎのサイン」
日々、仕事や家事、子育て、勉強、日常のことに追われていると、「目が疲れるなぁ…」と感じた経験、多くの方があると思います。
最近ではパソコンやスマホの使用が当たり前になり、知らずのうちに目を酷使している方も多いです。でも実は、この「目の疲れ」、ただの疲労ではなく体や心からの“頑張りすぎ”サインかもしれません。
身体や気持ちの疲れが、眼精疲労(目の疲労感)という症状につがるケースが多いことはあまり知られていないのです。
東洋医学から見る「目の疲れ」
東洋医学では、「目」は**肝(かん)**という臓(ぞう)と深く関係しています。
この「肝」は、血をためたり流したりする働きを持っていて、目に必要な栄養もここから届けられています。
ストレスや疲れがたまってくると、この「肝」の働きが弱くなってしまう。
そうすると、目に十分な血(けつ)が届かなくなって、
◎かすむ
◎しょぼしょぼする
◎字が読めない(見るのも辛い)
◎乾く
◎まぶしい
といった症状が出てくるんです。
スマホ・PC疲れだけじゃない?
「目の疲れ=目の使いすぎ」と思われがちですが、実はストレスや睡眠不足、イライラ、気分の落ち込みなども目の疲れに関係しています。
たとえばこんな経験はありませんか?
・忙しくてイライラしていたら、急に目がしょぼしょぼ…
・寝不足の翌日、ドライアイ症状が目立つ…
・仕事でずっと緊張していたら、目が痛いような感じに…
こういった反応は、東洋医学でいう「気(き)」と「血(けつ)」のバランスが乱れているサインです。
鍼灸でできる“ナチュラル”なケア
当院では、目の疲れに対して“部分的なケア”ではなく、全体のバランスを整える東洋医学的アプローチを行っています。
例えば…
・「肝」の働きを整えるツボに鍼をする
・自律神経の乱れを落ち着けるお灸をする
・呼吸を深める施術でリラックスへ導く
こうした施術を通して、根本から整えていくのが当院のスタイルです。
薬に頼らない、体に優しいケアを求める方に、鍼灸はとてもおすすめです。
「疲れ目」を感じた際には、自分をいたわる時間を
目が疲れているとき、それは**「ちょっと休んでね」のサイン**と冒頭でもお伝えしましたが
可能な範囲で、「体の声」に耳を傾けてあげることが、結果的に仕事や家事のパフォーマンスも上げてくれます。
鍼灸はそんな「自分にやさしくなる時間」をつくるお手伝いができます。
東洋医学って、ちょっと不思議に感じるかもしれませんが、難しくなく面白い世界です。
でも、知れば知るほど「自分の体、大事にしよう」と思えるようになります。
「不調が出る前のサイン」を見つけて整える医学でもあります。
今のような季節の変わり目に
「なんとなく疲れる」「ちゃんと寝てるのにスッキリしない」など感じておられましたらぜひお近くの鍼灸院にご相談してみてください。
きっとひとりひとりのお悩みに合わせて、やさしく丁寧にサポートしていただけると思います(^^)